皆様こんにちは、名苑と名水の宿 梅園 宿泊部の上原です。
今回は、梅園の売店(うめかおる)のオススメ商品(バッグ)をご紹介致します。
酒袋とは・・・
酒袋(さかぶくろ)は、造り酒屋で「もろみ」を入れてお酒を絞るのに用いた袋です。
現在は、自動圧搾機が普及し酒袋を用いてお酒を絞る酒蔵は少なくなり本物の酒袋も希少になっています。
酒袋は、手織木綿(帆布)に柿渋を塗ってできています。
平織りで織られた厚手の布で、使い続けるほどに味わいが出る生地です。強度・耐久性・通気性に優れ、色に淡いムラがあるのが特徴です。近年の和風ブームで、そのムラの美しさが見直され、バッグや小物、インテリアに活かされるようになり人気が高まっています。
柿渋とは・・・
柿渋は、天然の耐水顔料です。
渋柿の果実を粉砕した後に圧搾してできた汁液を発酵させたものです。
柿渋を塗ることにより丈夫で、防腐性・防水性のある生地になります。
昔は網や番傘、染料用の型紙など水回りのものには、かならず塗られていて当時は生活には欠かせませんでした。
その柿渋の効用で、酒袋の生地は極めて丈夫ですが、皮製品より軽いのが特長です。
梅園にお立ち寄りの際は、是非一度見に来てください。